入院初日!!
いよいよ入院の日だ。
その日は、、、朝の10時30くらいに入院に来てくださいと言われたのでその通り朝の10時30に病院に向かった。
病院では入院手続きと呼ばれるブースがあり、私と両親はそこへ行き入院の手続きを確認して指定された9階の病棟へ向かった。
私は大部屋にしたので私以外に2人すでに入院されている人がいた。父はこれから泊まる分のお水を沢山買ってもってきてくれていたのでその大量の水を備え付けの冷蔵庫にこれでもかというくらいパンパンにいれた。看護師さんから、私の名前があり、バーコードがついているリストバンドを手首に巻かれた。
11時くらいになると口腔外科の方から呼ばれたので私はそこに向かった。読んだくせに、2.30分くらい待たされたので“なんやねん”と心の中で悪態をついていた。
しばらく待って私の名前がいよいよ呼ばれた。軽く今回どんな手術を受けるかの相互確認をしてから歯のクリーニングをしてもらった。手鏡を渡されて自分の歯を見てみると、びっくりするくらいピカピカになっていてめちゃくちゃテンションが上がった(笑)
実は自分の歯が少し黄ばんできているのが気になっていて家庭用のホワイトニングしようかな~と思っていたところだったので、歯のクリーニングでこんなに綺麗になるのか!!!!と驚いていた。
そこから自分の病室に戻るとお昼の時間になっており懐かしい給食みたいなプレートが自分の机に置かれていた。食事の時間は入院患者以外は部屋に入る事ができないらしく、両親は病棟内の食堂に行き、一度別れた。
ご飯を食べ終わった後は担当医と改めて今回の手術の説明をもう一度受けた後様々な同意書を渡された。
その後は、手術の時に担当してくれる看護師さんや今回は全身麻酔をする予定だったので、麻酔科の先生やもともと飲んでいる薬を管理してくれる薬剤師の人などが次々と私の部屋を訪ねて来た。私はなんだか売れっ子アイドルのインタビューはこんな感じなのかな?と内心思いながら自分の今の症状や手術の際に不安なところなどを確認していた。
すべてのインタビュー(?)が終わり両親も家に帰った。
静かな自分の部屋でまだ私は自分が手術を受ける実感を得てなかった。病棟はとても規則正しい生活を強いられる。私は日頃夜更かしをしていたので夜の10時に消灯された後もしばらくは眠れずにいたが不思議といつもよりは早く眠りにつくことができた。これが病院マジックか…?!そんなことを考えていた病院初日だった。
手術日までの日々
手術までの入院生活は割と普通に過ぎて行った。
しかし、病院食に不満があった(笑)
味がとにかく薄いのだ、いわゆる健康な食事。あと、量が少なかった。看護師さんが「もし食事足りなかった場合はプリンとかあるのでお気兼ねなく言ってくださいね~」と言われたので、おかわり欲しいです。と言ったら、「あ、おかわりないです。足りなかったらコンビニで買ってもらっていいですよ。」とファーファの柔軟剤の香りがする男の看護師に冷たく言われてイライラした。いや、おかわりあるってそちらの他の看護師さんが言ってたんですけど?とモヤモヤしていた。
この病院そうゆう事が多いのだ。看護師さん同士や他の検査セクションとの連携が取れてない事が多くとてもイライラさせられた(笑)
そんなことがあったので、私はそのファーファの柔軟剤の香りがする男の看護師の事が苦手になった。
あと、そのファーファ看護師私のプレートを下げた後、廊下で他の看護師に「○○さん(私のこと)この量足らなくておかわりくださいって言ってました。」と病室内にも聞こえ渡る声で言われて私はとても恥ずかしかった。
私はこうゆう周りの人に配慮できないヤツが大嫌いなのである。私はファーファ男はレディに対してこいつ食い意地やばいと周りに言いふらしてるようなものだと思った。(思い込みすぎ)特別量を増やすことができる訳でもないのに余計な事を大きい声で報告しないでいいよ!!!!と、またイライラした。
そして意外と入院生活というのは看護師さんとの関係性が日々のQOLを左右させることに気が付き、“なんだ結局どこも人間関係か…”と入院生活を少しめんどくさく感じていた。
入院では毎日朝・昼・晩と熱を測るのだが、私はずっと37度台の微熱を出していた。そして、少しのどもイガイガしていたので、熱のせいで手術が延期になるのだけは絶対に嫌だ!!!!と沢山手洗いうがいをしてなんとか耐えていた。手術の緊張よりも手術を受けられないかもしれない緊張の方が強かった。
手術前日
手術前日になった。
相部屋の他の患者さんは手術を受け終わったばかりなのか容態が安定しないみたいで看護師さんが暴れる患者さんを必死になだめており、私はなんだか外の風を浴びたくなった。
そこでコンビニでミルクティーを買った後、近くに庭みたいなところがあったのでそこのベンチに座っていた。
…まだ手術の実感は湧かない。しかし、他にも庭に来ていた人はおそらく放射線の治療を受けて帽子をかぶっている人だったり、点滴をつないだままベンチに座っている人がいたりとみんな何かと闘っていた。
私ももしかしたらああなるのかもな…と思う自分がいやだったが心のどこかで思う自分がいた。
いや、というか今まで健康でいわゆる普通の生活ができていたことが奇跡だったんだな…とぼんやり考えていた。
しばらく庭でぼんやり過ごし、病室に戻ると静かになっていた。夜ごはんが届き、いつものように体温計を測った。体温は36.9度と微熱から微妙に脱却できると途端に手術が私の近くに感じて緊張した。胸がドクンドクンと強く動いてるのを感じ、看護師さんに「緊張するので眠くなる薬を下さい」といって眠剤を出してもらいなんとか眠りについた。
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