ぎっくり背中かと思ったら悪性腫瘍が見つかった話②

エッセイ

…前回の続きです。

整形外科で治らないのなら整骨院に行ってみよう!

町の(やぶ)整形外科に2回も行ったのに治らなかったので、私は一縷の望みをかけて整骨院にいくことにした。google検索で整骨院と調べるとなんとびっくりコンビニよりも沢山整骨院がでてきた。今まで気にしてなかっただけで世の中にはたくさんの整骨院があるみたいだ…

そこでgoogleの星の数が良い家の近くの整骨院にいくことにした。整骨院の予約を取り行ってみると、、、とてもおんぼろな整骨院で私は内心「大丈夫かここ…?」と思いながら「すいませ~ん!予約した○○です~」と言うと、4つくらいにカーテンで仕切られている中からお兄さんがでてきた。

おんぼろ整骨院だからおじいちゃんが出てくると思ったらお兄さんで私は余計に心配になった。
この人見習いで特にスキルがないのでは…?そう思いつつ施術スタート。

まずは問診が行われた。いつから症状がでたのか、運動は日々するのか…etc (やぶ)整形外科よりも入念な問診でびっくりした(笑)そのあとうつぶせになり肩や、腰などぎっくり背中の症状あたりを施術された。

首のコリを見る為にあお向けになってくださいと言われ、お兄さんの手の上に自分の首根っこが乗かっている状態だったのだが、そこから首の可動域をみるために左右に首を揺らされている時に自分のしびれている手がされに“ビリリリッ!!”と悪化(?)する感覚があった。

しかし、私はそうゆう時に「あ、そこ痛いです…」とか、「今、手が凄い痺れました…」とか言えない性格なのである。。。施術が終わった後、私はおそらく首に何かあるのかもしれないと思いながらお兄さんの通院するならこの回数券がお得ですよ~と言った話をぼーっと聞いていた。

整形外科で治らないのなら整骨院に行ってみよう!その2

私は家の近くではなくもっと専門的な処置をしている整骨院があると考えwebで「ぎっくり背中_整骨院」と調べてどうやらぎっくり背中を専門的に取り扱っている整骨院があり、そこに行ってみる事にした。

正直家から近いとは言えないが手のしびれが治るのなら行ってみる価値はあると思い、その整骨院に向かった。その整骨院は店に入った瞬間「いらっしゃいませ~!!!」とまるでここがラーメン屋かと間違うくらい威勢の良い声で私を出迎えてくれた。そこで問診票を書き、すぐに名前を呼ばれ施術が始まった。

担当してくれたお兄さんは沖縄っぽい名前と雰囲気の人で私の問診票を見ながら最初の整骨院と同様、いつぎっくり背中になったのかどんな症状があるのかを聞かれた後、施術に入った。

やはりうつ伏せになって背中や腰を触られるのだが、「いや~筋肉が固いですし、凝ってますね~」と言われ背中全体を触られた後、首も触られたのだが「!!!首の左側ヤバいですよ!!!通常ココにある背骨が左側に出てきちゃってますよ!!!」首のコリも相当ひどいみたいだった。「これは手でゴリゴリしちゃうと揉み返し来ちゃうかもなので次来る時は針をしてみましょうね」と言われその日は終わった。「初回は3.000円かかっちゃうんですけど次回からは保険効かせられるので900円で施術できます!」と言われてそれなら通ってみてもいいかもと思った。

確かに少し背中のコリが取れて軽くなった気がした。

初体験!針治療

針の治療をしに2回目の整骨院に行った。やはり場所が少し遠く交通費がかかるなと思った。その日は沖縄お兄さんはおらず(私があなたの担当です。と言ってたので「いや、お兄さんいないんかい!」と心の中で思った)代わりにひょろながの雰囲気はおかあさんといっしょに出てきそうなお兄さんが担当してくれた。これに着替え終わったら声かけてくださいね~と茶色の背中がベりべりテープで開くようになっている服を渡され私は着替えて待機していた。

お兄さんはさっそく人体の模型を指さしながら針を使って神経のツボを説明していた。「今回は初めてなので3.750円かかるのですが、次回は~~」……えっ??次回は900円と言ってませんでした?もしかして、針と整体は別料金ということなの?!!!だとしたら説明不足すぎるぜ、沖縄お兄さんよ…涙

ひょろながお兄さんの話は途中から全く耳に入ってこなくなり、なんだか勝手に沖縄お兄さんにハメられた気持ちとお金いくらかかるのだろう…という気持ちでいっぱいだった。(ちなみに私はリゾバに行く予定だったので、この時はアルバイトを何もしておらず収入がなかった。なのでお金にとても敏感になっていた。)

あともう一つ私には針治療での心配事があった。。。それは、背中を触られるのが猛烈にくすぐったい!!!!ということだ。今までの人生で人から共感されたことは一度もないのだが、例えば美容室でシャンプーをされる時も、マッサージをされる時も猛烈にくすぐったい。この針治療は私の苦手な背中を触られる+そこに針を刺されるという私からしたら鬼のような作業なのだ。しかし、全ては手のしびれを治すためだ。あと料金も900円だしやってみるか~。と思っていたのだが、カネはかかるし背中を触られるしと自ら自分を拷問にかけにきた状況になっていた。

ひょろながお兄さんは説明の中で「針に電流を流すと効果が上がるので、+500円かかっちゃうんですけど今回はそれも一緒に行うということでいいですか~?」とキラキラ笑顔全開で言われたが、こちとらニート。そんな裕福(?)な施術はできないと思い、気まずかったがお断りした。ひょろながお兄さには「そうですよね。。初めての針で電気流されるの怖いですよね?!残念です~~。」と言われたのだが、“違う。電気よりも値段が怖いんだ私は。900円に電気料金の+500円ならよろこんで電気流して欲しいわッ!!!!”と心の中でボヤいていた。

ひょろながお兄さんの説明が一通り終わり早速施術に入った。前回と同じようにまずは背中・肩などをもみほぐしてもらった。そこから針の治療が始まる。まずは痺れている手から針をさされたのだが、若干チクッとするかな?という感じで以外とイケた。。。背中以外は(笑)

事前に「背中がくすぐったいです。」とひょろながお兄さんに伝えていたので多少考慮してもらっていたのだが、このお兄さん良く喋る。うつ伏せになっている私の頭上、なんなら耳横で話してくるので背中の施術に入る前に既にとてもくすぐったかった(笑)

そこから背中に針を刺されるのだが、“自分の体よ、どうか落ち着け~”という意思に反して背中の筋肉は緊張しっぱなしだった。いきなり針を刺されるのではなく指で刺す所を確認してから刺されるのだが、指で触られる度にビクッ!!!!となり死ぬほど恥ずかしかった。。。

そんなこんなで施術をしてもらった後、首や肩の可動域チェックが入ったのだが針をしてもらう前と後だと見違えるほどに変化があったので針すげぇ~という気持ちとどんだけ私のからだ固いんだよ・・・という気持ちになった。恐怖のお会計では私が電気針治療を断ったおかげで5,000円未満に済んだが、それでもニートな私にはかなり大きな出費だった(泣)

その日、家で私が整形外科ではなく整骨院に行っている事がばれ(?)、超超超心配性の父親に「整骨院に行ったって無駄だ!!!早くMRIを撮りに行って来い!!!手が痺れて何もできないなんて障がい者じゃないか!!!」と怒鳴られ、私は私でなぜこの背中の痛みと手の痺れが治らないのか、一体どこへ行けば治してくれるのか…試行錯誤をしながら整形外科に行き、整骨院にいってもこのありさまの最中、父親に怒鳴られたので余計にムキになり、「ほっといてよ!あんたに何も関係ないし、そんなにMRI撮って欲しいならどこの病院に行くのが良いのか提案ぐらいしろよ!!!」と大喧嘩になった
(未だにこの当たり屋のような理不尽に超超超心配性な父に怒鳴られた事根に持ってる(笑))

….③に続く

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